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開発者の質疑応答と技術的な洞察
アーキテクチャ、Mod開発、ゲームプレイシステム、開発哲学を網羅した Hytale 開発者からの技術的洞察の包括的な概要
開発者の質疑応答と技術的な洞察
このHytale開発者との広範な質疑応答では、ゲームのアーキテクチャ・Modding哲学・ゲームプレイシステム・開発アプローチなどについての重要な技術的詳細が明らかになります。
技術的アーキテクチャ
ネットワークとインフラストラクチャ
- プロトコル: TCPの代わりに、QUIC (信頼出来ないチャンネル上での信頼出来るUDP) を使用します
- サーバーの互換性: Java 25 をサポートするあらゆるプラットフォームで実行できます
- 接続方法: 最初はIPアドレスでの直接続、リリース後にサービスディスカバリを予定
- Data Layer: 現在のカスタムシリアル化フォーマットはリリース後に置き換えられます
- パフォーマンス: マルチコアサポート - 各ワールドにはメインスレッドと並列実行があります
- レンダリング: Macとの互換性のため、OpenGL 3.3。将来的にはVulkan/Metalへの移行の可能性
- Tick Model: サーバーの基本的なティックレートはデフォルトで30 TPSです。サーバープラグインを使用して変更できます
セキュリティと配布
- クライアント側でのコード実行無し: リモートコード実行の脆弱性を防ぎます
- ダウンロードの制限: 設定ファイルとアセットのみ
- Mod配布: コミュニティプラットフォーム (CurseForge, Modrinth)。ゲーム内のマーケットプレイスは現在ありません
- サーバーホスティング: 初日から利用可能、ビジネス契約は必要ありません (EULA/TOSのみ)
Mod開発でできること
サーバーサイドの能力
- 完全なJavaアクセス: データベース接続、Webリクエスト、あらゆるJavaの機能
- カスタムライブラリ: Luaスクリプト、MLフレームワーク、または任意のJavaライブラリを作成できます
- サーバーの改造: 共有されたソースコードにより、サーバーを自在に改造できます
- ホットリロード: ほとんどの種類のアセットでサポートされています
- ドキュメント: 公開GitBookを予定していますが、最初はまばらです
コンテンツ作成 (コード不要)
- ワールド生成: Javaを使用しないカスタムバイオームとマップ
- NPCとアイテム: JSON ベースの設定
- クラフトレシピ: データ駆動システム
- ビジュアルスクリプティング: コマンドブロックの代替, 完全にサンドボックス化されて実行
- Prefabシステム: ゲーム内エディター付きの洗練されたビルディングブロック
高度なModding
- 戦闘システム: 攻撃チェーンとアビリティのためのデータ駆動相互作用システム
- 子当たり判定: 複雑なボスの仕組みをサポート (改善が必要)
- ステータス効果: カスタムエフェクトとステータスを利用したバフ/デバフシステム
- カスタムUI: NoesisGUIトランジションにより、インターフェイスの強力なカスタマイズが可能になります
- ブロック物理学: 選択的なシステム (木は倒れますが、配置されたブロックは倒れません)
ゲームプレイシステム
コアメカニズム
- スタミナシステム:空腹度はデフォルトではありません(Modで追加可能)
- 重力: 選択的ブロック物理学 - 木は倒れるが、建物は空中に浮かせられます
- ライティング: モデル・ボクセルの不整合を修正するための主要なオーバーホール
- ワールドの高さ: 現在は制限されていますが、Voxelストレージのアップデートで変更される可能性があります
- 自動化: リリース時にレッドストーンの代替物はありません (Modで追加可能)
プレイヤーシステム
- キャラクターモデル: デフォルトで人間、クリエイティブモードで変更可能
- マルチプレイヤーアバター: サーバー制御 (マルチプレイヤーではカスタムモデルなし)
- スキン : 完全なカスタマイズが可能 (「自分をジャガイモにする」 など)
- 変身能力: 変形ポーションが遊びとModdingのために存在します
ワールド&NPC
- 陣営システム: 動的なNPCの相互作用による生きた世界
- 村システム: 関係と行動を持つ動的な村を計画中
- チャンクの読み込み: エンティティはすべてのプレイヤーの描画距離から外れたときにアンロードされます
- シード値: 共有可能なワールド生成シードをサポート
開発哲学
リリース戦略
- ベースゲームの優先順位: アドベンチャーモードが主要な焦点で、Moddingアーキテクチャによりそれをサポートする
- 技術的負債: リリースのために必要不可欠であるため受け入れるが、改善する意思は持っている
- 更新頻度: 非常に頻繁な更新を予定、特にリリース直後
- バージョンポリシー: クライアントは常に最新版のみを利用可能。しかし、サーバーは好きなバージョンを実行可能。
コミュニティへの注力
- クリエイターサポート: コミュニティ貢献者のために開発報奨金を計画
- チュートリアル: パートナーと公式Moddingチュートリアルを計画
- フィードバックの統合: コミュニティ主導の改善への強いコミットメント
- アクセシビリティ: 低性能ハードウェア向けに設計されており、システム要件は低め
ツール & ドキュメント
- Blockbench統合: カスタム「Hytale Model Maker」を置き換えます
- Machinima Tools: 完全なシネマティック作成機能
- クリエイティブツール: 建設/作成機能の大規模公開を計画
- ソースコードへのアクセス: サーバーのコードは非難読化状態・開発者のコメント付きで公開されます
プラットフォームのサポート
- 現在: Windows (主要)
- 予定: Mac/Linuxのサポートを積極的に開発中
- VR: 近い将来には実現できません
- パフォーマンス: フレームレートの上限なし、アクセシビリティのために設計
- オフラインプレイ: シングルプレイはインターネット接続なしで動作します
収益化と法的事項
- Pay-to-Winなし: Pay to Winの仕組みは作らないという確固たる方針
- 装飾のみ: インフラをサポートするために、低価格のコスメティックパックを販売
- サーバーEULA:サーバーマネタイズポリシーの規約が確定しました
- QUICのブロック: 一部の地域で問題が確認されていますが、代替プロトコルはありません。
現在の制限
- カスタムシェーダー: サンドボックス化の方法が見つかるまでサポートされていません
- UI/入力の制限: 拡張予定ですが、現在は制限されています
- ドキュメント: 最初は少ないですが、時間が経つにつれ改善予定です
- クライアントMod: セキュリティのため、クライアントでのコード実行はありません
- ネームプレート: 現在、カスタマイズが制限されています
この包括的な技術基盤により、Hytaleは、パフォーマンス、アクセシビリティ、継続的な改善へのコミットメントを維持しながら、クリエイターを支援するセキュアで拡張可能なプラットフォームとして位置づけられています。